家づくりマガジン

2022.6.22

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「Q 木造住宅は地震に弱い?木の家と災害について?」

【ご質問】
木の家は鉄骨に比べて地震に弱いイメージがありますが、
実際はどうなんでしょうか?

「木の建物は地震に弱い」と何となくイメージする方も多いかもしれません。
しかし、木造も鉄骨も地震への強度に優劣はない、と言えます。
実際、木造住宅は古くから日本人の生活に寄り添い、
施工期間、環境配慮を踏まえると最も風土に適した工法だと言われています。

□木造住宅の耐震性

現在、日本の住宅において主に用いられている構造は、
木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート構造の3つ。
住宅の地震への強度(耐震性)は計算による数値化することができ、
一般的な住宅程度の規模であれば、数値においてはどの構造建築においても、
耐震性を同等にすることができます。
つまり、住宅の構造による耐震性の優劣はないということです。

また、木造住宅は鉄骨造住宅よりも柔軟性が高く軽いため、
地震の揺れによる影響も少ないという側面もあります。

たかさごの家は「耐震等級3」
災害時の避難所に求められる最高の耐震強度を誇ります。



□地震よりも怖い「その後の火事」

「地震だ!火を消せ!」といわれるように、地震ともに気をつけるのは火事です。

木造に比べると、鉄骨造は火災時に燃えにくいので、
被害が少なくて済みそうという印象の方もいるかと思いますが、
しかし、実際は鉄骨造の建物でも火災時に安全とはいえません。

鉄骨自体は燃えないので、鉄骨造は耐火性に優れているといえますが、
しかし、鉄骨は温度が上昇すると強度が低下し、
変形しやすくなる性質があります。

一方、木材は燃えるのに時間がかかるので、
いきなり倒壊するということはありません。
木は鉄やアルミなどの金属に比べて熱が伝わりにくく、
表面は炭化しても内部まで燃焼するのに時間がかかるという特徴を持っています。
下のグラフからもわかるように、加熱により強度が10%まで低下する時間は、
鉄が約15分であるのに対し、木材はなんと40分と長い!



□木造は施工会社選びが重要

一方で、木造住宅は、現場での加工が多くなりますので、
施工の緻密さや職人の腕によって、品質にばらつきが生じやすいという
性質があどうしても生まれます。
工場生産や規格が整っている鉄骨構造や鉄筋コンクリート構造の方が、
設計通りの耐震性を発揮できるといえます。

さらに、木造住宅のほうが耐用年数が短くなるため、メンテナンスが重要になります。

地震への強度という意味では、木造も鉄骨も優劣はありません。
ただし、木造住宅を検討する際には、
信頼できる施工会社選びが
その建物の耐久性の面でも重要な役割を担っているのです。