たかさごブログ
【よくあるご質問】
家の計画を立てるなかで、いつごろに完成するのがいいのですか?
家を建てる上での「いい時期」はありますか?
【お答えします!】
今住んでいる家の期限があったり、様々なライフステージの変化など
様々な「引っ越ししたい」タイミングがありますが、
それとは別に、お引越しをするのにいい時期というのもあります。
まずは基準となるライフイベントから逆算
一番多いのが「お子様の進学」や「出産」、
さらには「賃貸住宅の更新」や「相続」など
将来のライフイベントから引っ越ししたい日が決まっている場合
まず、工期がどのくらいになるのかを押さえて、
逆算できるようにしておくことが大切です。
工期はどのような工法やプランを選択するかによっても大きく左右されるものの、
高砂建設の一般的な注文住宅の工期は「着工から4~5ヶ月程度」、
その前の各種申請などを考えると、「契約から6~7ヶ月程度」が目安となります。
ただし、キッチンなどの設備をじっくり考えたい、という方は
もう少し長くかかるケースが多いようです。
当社の場合、細かいところにもこだわりたいというご要望の方が多く
モデルハウスに最初に来場してからご入居までの期間は1年から1年半くらいが標準的
お子さんの入学などのライフイベントを逆算して
余裕をもって計画を立てていくと安心です。
着工のタイミングは、引き渡しの希望日に合わせて決めることになるため、
事前に具体的なスケジュールを組み立てます
季節による影響はそれほど気にしなくても大丈夫?
住宅を建てるタイミングについて、季節はどのような影響を与えるのでしょうか。
一般的に、基礎工事にあたるコンクリート打ちは、
夏場や冬場を避けて気温の安定している春や秋が適しているとされています。
その理由は、固まる前のコンクリートが外気温の影響を受けやすいためです。
ただ、冬場にもしっかりと適切な環境を保つ「養生」などの対策をして、
気温による影響を防ぐなどそれぞれ適切な対応をとっていますので
季節による影響については、むやみに神経質にならなくても問題はないといえます。
実は注意が必要なのは「税金」と「ローン」
住宅を購入すると必ず必要になるのが固定資産税。
1年に1度課税され、この課税額を1年間で分割して支払っていきます。
本来ならそこまで気になることはないのですが、
実は年末年始の所有するタイミングによってはこの税額が大きく異なる場合があるのです。
![](https://mail.fudosan.cloud/contents/mail/8FFE0235AF/1794132f2b86bfe2f8291912938f7807/images/pixta_9854250_M.jpg?u=1ZKBBL)
固定資産税は、その年の1月1日に所有している住宅へ課税されます。
そのため、年末年始の所有したタイミングによって、
課税されるタイミングも大きく変わります。
例えば、12月中に入居した場合は翌年の1月1日に住宅を所有しているため、
翌年から固定資産税の支払いが発生します。
一方、1月2日以降に所有した場合、翌年から固定資産税が発生するのは同じですが、
その年の約1年分の支払いはありません。
つまり、12月中に入居すると約1ヶ月分、
1月中に入居すると約1年分の固定資産税の支払いがなくなります。
したがって、年始に引き渡してもらうほうが固定資産税はお得になるのです。
一方、土地をすでに購入/所有されている場合、
土地は更地よりも住宅が建設された土地のほうが
特例によって土地の固定資産税が1/6まで減額され、安くなります。
そのため一般的には年末の入居を行い土地の固定資産税を安くするほうが
お得だといわれています。
それは、住宅の固定資産税よりも大きな減額に繋がるからです。
住宅ローン減税も年末年始に関係がある!
所得税などの控除が受けられる住宅ローン減税。
実は、住宅ローン減税も年末年始と大きな関わりがあるのです。
住宅ローン減税は年末時点のローン残高の約1%が控除額となります。
そのため、住宅ローンの残高が多いほど控除額も高くなります。
年末に入居すると住宅ローンの返済が1ヶ月程度しかありませんので、
控除額が最大限高額になります。
一方、年始に入居すると1年分住宅ローンの返済が行われているため、
その分住宅ローン減税の控除額も低くなります。
つまり、年末の入居と年始の入居では住宅ローン減税の初年度の控除額が異なるため、
なるべく残高を多く残せる年末の入居がお得なのです。
このように、ご入居する日を基準に
建てるのに良い季節は、その方の状況によって違ってきます。
「物価や金利もどうなるかわからないから、落ち着いてから考えよう」
「子どもの進学まで、あと2年はあるから大丈夫」と思っている方も、
ぜひプロである営業スタッフにご相談いただけください。
最後になって「早くキッチンを決めなきゃ!」などとギリギリであせることなく
気持ちに余裕を持って、楽しい家づくりが進められます。