家づくりマガジン

2022.5.18

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家づくりの疑問 何でも回答 「Q 西川材って何ですか?」

家づくりの疑問 何でも回答
「Q 西川材って何ですか?」

【ご質問】
西川材の「西川」って、地名があるんですか?
他の産地と比べてどんな特徴がありますか?

【お答えします!】

たかさごの家づくりで欠かせないものが「西川材」。
でも、埼玉県内に「西川」という地名は無いんです。



江戸の木材 西川材

西川材のふるさとは、埼玉県の飯能や日高などの地域に広がっています。
その地域は、入間川・高麗川などの川沿いに広がっています。

※地図は西川広域森林組合HPより

西川材の名前の由来は、江戸時代に遡ります。
徳川三代将軍の頃に江戸城のために植林されたのが始まりとされ、
約300年もの歴史があります。
さらに、江戸の街が広がるにつれ、
盛んに住宅用の材木として使わるようになりました。

当時は川を筏にして、水運で木材を輸送していたので、
「江戸からみて西の川から運ばれてくる木材」という意味から、
西川材と名前がつき、その材が生産される地方を、
「西川地方」と呼ぶようになったそうです。

木材といえば、日本三大美林と言われる
木曽檜、秋田杉、青森のヒバと言われますが
「木曽檜」は伊勢神宮の建設に使われる「神聖な木」として
有名になったとに対し、
「西川材」は、江戸の街を支えた「暮らしの木」だと言えるでしょう。
江戸の良質な木材といえば、いうまでもなく「西川から来たもの」
だから、有名な地名にならなかったのかもしれません。

「艶」が美しい西川材

西川地方は地質、気候ともスギ・ヒノキが育つのに程よい環境にあります。
森林面積は約2万ヘクタール。
これは決して広くはありません。
だからこそ、よく手入れがなされたことから、
良質な木材地として評判が高くなったそうです。

西川材は、まっすぐで加工しやすく強度があり木目の整っています。
ベテランの大工さんに伺うと、他の木材と比べると粘りがつよく、
強度が高く、たわみや変形しにくいのが特徴だそうです
また、スギ、ヒノキとも油があり、カンナで仕上げたときの
「艶」が素晴らしい、という定評もあります。


時間が重なって生まれる「西川材」

西川材の特徴として「立て木」があります。
伐採するときに1ヘクタールあたり10から15本程度残し、
100~200年の長期に保存するもので、
林業家が特別な出資に備える文化があります。

2020年の新型コロナウイルスの世界的な感染拡大に端を発し、
世界的に木材価格が上昇する「ウッドショック」と呼ばれる現象がおきました。
しかし、今必要だからといっても、木材はすぐには手に入りません。
「植林」して「育成」して「成長した木を伐採」するというサイクルが必要です。
何十年も歳月をかけて初めて私たちの手元に届くようになります。


高砂が地産地消へ取組んだのは25年前

林業に携わる方々にもエンドユーザーに耳を傾けてもらうことから始まりました。
もちろん私たち造り手である高砂も林材の事を知り、
林業に携わる方もエンドユーザーの声を聞いてもらい、
製材を行う職人の方々にも理解頂く。

「木」が製品として表舞台で使えるようになるまで
何十年もの歳月がかかる様に、現地の方とも交流をしながら、
今では産地直送で安定的な品質と量の木材が届くようになりました。

この様なことが背景があり「ふるさとふれあい紀行」がスタートしました。

<参考家づくりマガジン>
>木の話~【育てる】

>ウッドショックだから伝えたい事~【国産材への取組】

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