「調湿」と「空気環境」

こんにちは
シックハウス診断士補の中山です

●調湿効果・・・
最近は室内の調湿性について目を向ける方も増えました
どんな材料考えられるかというと、

漆喰や珪藻土・・・
針葉樹や広葉樹などの無垢床・・・
調湿クロスや調湿建材・・・

●調湿素材「JIS規格」
どの素材も大なり小なり調湿はあると思います

JIS規格では1㎡あたり24時間で70gの水を調湿ができるという
ことが定められています
調湿クロスなどは測定しているので参考になります
※意外にも漆喰よりも調湿性が高いことがわかります

すべての素材が測定されているものでないですが、
ひとつの目安になります

●一番は素材に何を求めるのかです
デザイン・コスト・機能性・質感・気持ちよさ・お手入れ性・・・
自然素材というとなんとなくイメージだけが独り歩きして
素材のメリット・デメリットがあまりよくわからないまま
選んでしまうことがあります

どの素材が暮らす上で相性が良いのか、
特徴を理解した上で選定することをおススメします

●素材と室内の空気環境
内装建材の場合、フォースターや告示対象外の商品など
VOCに対する基準が定められています

しかし生活が始まると外から色んな物が持ち込まれ
そこにはVOCなど含まれることもあり
室内に有害物質が溜まりやすくなる

ここをカバーするのは「24時間換気」です
素材の力で空気質を良好に保つには無理があります

なので素材の特性だけでなく
空気環境の面にも目を向けておきたいです

換気の性能を十分に発揮するためには
家の気密性（C値）も大切な要素

★参考情報★
C値の歴史を知る（2025年2月掲載）
室内換気の重要性（2020年4月掲載）