たかさごブログ

2022.11.9

「Q 冬の換気は窓開けが必要?」

Q 冬の換気は窓開けが必要?

【よくあるご質問】
寒い季節になり、乾燥が気になります。
家で一日中、窓を閉めて加湿器をつけていますが、
窓を開けて換気をしなくてもいいのでしょうか?

【お答えします】
高気密・高断熱住宅の「冬」の換気について、
「冬の時期は窓開け換気はしたくない」とお考えの方も多いと思います。
でも、心配の一つが「カビ」なんです。

冬でもカビが発生? その原因は?

冬は空気が乾燥していることからカビとは無縁と思いがちですが
しかし冬には冬ならではのカビの原因が潜んでいます。

カビは本来、土に生息していますが、風によって運ばれたり、
人や物に付着し持ち込まれたりなどで室内に侵入します。
定期的な「窓開け換気」「加湿」が推奨されている時代ですが、
窓を開けるとカビが外の空気とともに室内に取り込まれてしまいます。

例えば、部屋干しした洗濯物のニオイ。
梅雨の時期だけではなく冬でも起こりませんか?
ニオイの原因はカビ、
ということは、お家の中には、目には見えませんが
カビが漂っているかもしれません。
 
窓開け換気によりカビが外から侵入
→室内では暖房や加湿などにより、カビが繁殖
→部屋干しの臭い
というスパイラルにハマっているかも。

 

 

さらに住まいのカビがダニが繁殖したりアレルギー疾患を引き起こしたりと
ご家族の健康に悪影響を及ぼします。
家族の健康のためにも住宅の長寿命化のためにも、
1年を通してカビを発生させない工夫が必要です。

◯結露対策をしっかり
結露は、温度の低い場所で発生します。

中でも窓の結露が原因で窓枠や窓近くの壁にカビが発生してしまうことがあります。
結露は、室内の湿った暖かい空気が壁や天井、窓ガラスなどの冷たい部分に触れて、
空気中の水蒸気が水滴化したものです。
外の冷気が伝わりやすいアルミサッシなどでは、
すぐに水滴がついてしまい、これがカビの原因となってしまいます。

この窓の断熱性や素材選びは結露対策の一つになります。


◯湿気がたまりやすくカビが発生しやすい場所
住宅内で冬のカビが発生しやすい箇所はいくつかあります。
「空気の通りが悪い部分」「住宅の北側」「水回り」「窓やその付近の壁」など、
湿気がたまりやすい部分や発生しやすい部分はカビも発生しやすい傾向です。



そこで重要になるのが換気計画。
室内に発生した水蒸気を外に逃がし湿度を下げるとともに
フィルターを通した空気を部屋中に送り込めば、
家の外からのカビ発生源をシャットアウトできます

家族も家も長く健康に過ごせるように、
たかさごの家は、結露を防ぎ、空気の質を高めることで
冬のカビをシャットアウトしています。