耐劣化性能

家の老朽化を防ぐ 壁の中の結露が家をダメにする

家を長持ちさせるには、湿気を家に滞在させない事が基本です。昨今の家は、単に気密性・断熱性だけを向上させた
結果、湿気を閉じ込めてしまい、窓や壁内は結露し、土台や柱を腐らせ著しく住宅の耐久性・耐震性を落としています。
また、結露と合わせて、室内は湿度が高く通気性が悪いため、カビやダニが大量に発生し、
子供たちのアトピー・ぜんそくの原因となっています。

高温多湿な日本の気候

日本の気候は、山脈、季節風、暖流・寒流、台風の影響などで太平洋側と日本海側では大きく異なり、太平洋側では夏に雨の日が増え冬は乾燥し、日本海側では冬に雨や雪が増え夏は乾燥するという特徴があります。特に私たちの住む関東地方は、太平洋側の海から運ばれた、水蒸気を多く含む高気圧の影響で、湿気の多いジメジメした日が多くなります。
最近の研究では、日本近海の海面水温の変化、海水の蒸発量の増加が関東地方の気温変動と湿気に影響していることも明らかになりました。

日本のジメジメから建物を守る

薬剤を使わず壁の中の結露を防止

日本の気候は雨が多く、高温多湿が特徴です。一年を通しても湿度の平均は約60%~70%で、特に夏場の関東南部では、湿度が80%を超えて蒸し暑く不快な日が続きます。湿気は、建物構造の大敵であると共に、腐食菌発生の原因となります。たかさごの家は、湿気が溜まりやすい壁の中も防腐剤などの薬剤処理ではなく、壁内二重通気工法により自然な空気の流れで湿気をシャットアウトする安心安全な家です。

「外断熱」と「二重通気」で壁の中の結露を防ぐ。

夏は構造体の中に新鮮な空気が通る通気の家。冬は、通気ダンパーを閉ざすことで暖かさを逃がさず
高気密・高断熱の家になります。寒暖差が大きく高温多湿な日本で理想的な家を実現します。

彩樹の家

衣替えする家 二つの通気層が室内環境を調整

壁に二重の通気層があり、アウターサーキット(外側の通気層)は常に外気に対して開放、
インナーサーキット(内側の通気層)は、ダンパーの開閉によって冬は暖気の伝達、夏は排熱・排温と役割を切り替えます。

ジメジメのない家 結露を解消し、健康で家が長持ち

壁の中の結露を排出し、家の壁や柱を最適な状態に保ちますから
空気もきれいで腐れやシロアリ被害のない長持ちする家が実現します。

SCナビシステム 自動ナビシステムで快適 365日自動制御

屋外の温度変化をセンサーが感知。開ける・閉めるを自動で行い、四季の移り変わりを自動で細かく制御します。

自然の風が湿気を外へ。梅雨のじめじめした日も、さらっと快適。

湿気をコントロールして構造体を守る

【西川材+外断熱+二重通気】
メンテナンス出来ない壁の中のジメジメを解消

地場の気候で育った西川材(檜)

地場の気候、雨、湿度の下で育った自然乾燥の西川材は、湿気が多い日は空気中の水分を吸い、乾燥した日には木に染み込んだ余分な水分を吐いたりと、まるで呼吸しているかのような調湿効果もあります。

高砂建設の構造材「西川材」を育てる、
木のプロフェッショナルである
林業家の方のお話を紹介致します。

ある林業家のお話

「我々のように、木を育てながら山を守っている人間からしたら、
木を出荷する時というのは娘を嫁に出す心境みたいなもんなんだ。
大事な娘を嫁に出すのならせめて、
娘に余計な負荷がかからずに生活して欲しいと願うのが親心。
木というのは、特に桧は空気に触れていて水に濡らしさえしなければ
腐ることはないんだよ。
むしろ自然乾燥をさせた無垢材は強度が上がっていくんだ。
それなのにほとんどの住宅は断熱材で柱を覆ってしまったり、
中から何かを吹き付けてしまったりして本当に「木」のことを
考えて家を作っているのか疑問になることがある。
だから外断熱二重通気という工法は我々から見ると
とても理にかなっているんだ。
柱の三方が空気に触れて尚且つその空気がしっかり夏場は動いていて、
基礎を含めた断熱のおかげで寒さからくる結露を起こさない。
普通の人は自分の住み心地を最優先に考えるけど、
われわれはさっきも言ったように、
木(娘)の健康を考えてしまうんだな・・・」
断熱の方法や木の品質により、湿気が構造材の負荷となり、
腐敗・劣化しやすくなります。

劣化対策試験

※外断熱工法による雨水侵入防止の証明試験 ※外断熱「止水ライン」風洞実験
※外断熱・二重通気工法による壁内通気による「温度排出効果」の実証。

檜の力と通気+防議工法で薬剤を使わない物理的なシロアリ対策

ターミメッシュ工法(基礎外断熱メッシュ防蟻工法)

さまざまな形状の基礎に追従できる柔軟性とシロアリの歯でも噛み破れない硬さを併せもつ、特許製品のステンレスメッシュ『ターミメッシュ』。適切な地盤改良と強固な耐圧ベタ基礎で、地震発生時も建物のどんな形状の家屋基礎部にも対応し、檜の構造体、二重通気工法とあわせて薬剤を一切使用せずにシロアリをシャットアウトします。

メンテナンスの要らない物理的シロアリ対策

一般的なシロアリ対策は、土台・構造材部分に薬剤を使用した物ですが、たかさごの家では防議ネットで物理的にシロアリの侵入を防いでいます。これにより数年に一度メンテナンスとしてシロアリ用薬剤を撒く必要もなく、健康とお財布にもやさしい家を叶えます。

自然の力とメッシュで薬剤を使わずWで安心

檜の構造体と壁内二重通気工法

シロアリはひとつの巣に何万匹も生息しています。
もし、それが大事なマイホームに入り込んだら、家の基礎などにできた「小さな隙間」から床下などに侵入します。空中や家の外部からの侵入はほとんどありません。
木造住宅では、シロアリのエサになる大量の木材が使われています。
たかさごの家の檜の構造体はシロアリが嫌がる成分を持ち、壁内の通気により壁の内側・構造体が清潔に保たれるので薬剤を使用せずにシロアリをしっかり防ぎます。

錆びない、腐らない、取り替えもラクラク

給排水管(さや管ヘッダー工法)

高砂建設ではさや管ヘッダー工法を使用しております。
これは、樹脂製のさや管の中に本来の給水管を通す、二重構造の配管工法のことです。中の給水管も樹脂製なので錆びることがなく、軟らかくて曲げやすく、鋼管のように継ぎ手がいらないので、水漏れの危険性が少なくなります。また、中の給水管が劣化した場合、抜き出して簡単に交換できるので、壁や天井などを壊す必要がありません。さや管ヘッダー工法は、さや管内部の空気層による断熱により、裸配管に比べて結露が起きにくく、給湯配管では保温効果が期待できます。また、内装工事後に内管を通すため、配管への釘打ちなど、他業種とのトラブルも低減できます。

自然の力とメッシュで薬剤を使わずWで安心