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良いものを長く、深く。埼玉県産「西川材」で建てる、薪ストーブのある家

埼玉県 M様

  • #彩樹の家
  • #30坪台
  • #吹き抜け・天井勾配
  • #趣味を楽しむ
  • #ナチュラル

2024 年4月末からソーラーサーキットのお家に住む埼玉県、M様。
家を建てた経緯や新居にまつわるエピソードをお伺いしました。


埼玉県産の檜「西川材」から始まった家作り
幼いころから、西川材の産地である飯能の森とは縁があったという旦那様。
「小学校が狭山に位置していたこともあり、遠足では飯能の森林をよく訪れていました。成長とともに郷土学習を通じて“西川材”について学び、近年は飯能の森で月に数回、林業間伐(森林の成長に応じて樹木の一部を伐採し、過密となった林内密度を調整する作業)のボランティア活動もしています。ですから自分たちが家を建てることになったとき、西川材をはじめとした自然素材を使った家作りは必須条件でした。そんななか、西川材繋がりの知人に紹介していただいた建築会社が高砂建設さんです。西川材を取り入れる以外にも家づくりに対して叶えたい要望があったので、完全自由設計である点も決め手でした」。


 
「No」と言わない、完全自由設計の高砂建設との思い出
「今回の家作りにあたって、《前の家から愛用していた薪ストーブを取り入れたい》《土間を広く取り、作業部屋を設けたい》《趣味のレコードをかけた際、スピーカーから音が美しく響く間取りにしたい》など、叶えたい希望が多々ありましたが、すべての打合せを通じて、高砂建設さんは『それはできません』などと言うことは一度もありませんでした。
特に思い出深いのは設計打合せとインテリアの打合せです。複雑な薪ストーブの配管をどのように間取りに取り入れるか、またスピーカーから発せられる音をどのように吸音反射させれば美しく聞こえるかなど、細かなところまで設計の高梨さんと打合せをさせていただきました。来客時、この家でレコードをかけると『良い音だね』と言われますが、それはオーディオの性能が良いのではなく、コンサートホールのように緻密に設計された空間デザインのおかげです。設計図面を見た段階で美しい音が聞こえてくるようで、これは良い家になると確信できました」と旦那様も嬉しそうにお話して下さいました。「自慢のレコード機器はミリ単位で調整した造作収納棚に収まっていますが、これもコーディネーターの福島さんにお付き合いいただき、理想的な仕上がりになりました。細かな部分の決定に至るまでに、福島さんとは合計10回以上打合せをさせて頂いたと思います。最後までお付き合いいただき、本当に感謝しています」。


ソーラーサーキット住宅の住み心地について
以前住んでいた家では、特に洗面所が寒かったというM様。でも、「それは仕方のないことだ」と諦めていたそう。しかしソーラーサーキットの家は、躯体を丸ごと断熱材で覆っているので、家中どこの部屋にいても温度が均一で温か。部屋を壁で仕切る必要性がないので、新居では玄関、土間、キッチン、2階に至るまで、空間を仕切る壁はなるべく設けずに、家族を近く感じられるよう繋がりをもたせた間取りとなりました。また一般的には冷えるイメージのある土間は地熱によってむしろ暖かく、「おかげで工房での作業も快適です」と、ご夫婦ともにソーラーサーキット住宅の快適性にご満足いただけておりました。






「良いものを長く愛す」。
時を重ねるごとに味わい深くなる我が家

暖色系のライトと調和する、温もり感じるインテリアで統一されたM様邸。ライトやダイニングテーブル、食器棚、キャビネットはいずれも引っ越し前の住まいから使っていたもの。「少々値が張っても、良いものを長く使いたい」というM様の想いに応えるかのように、手入れの行き届いた調度品はどれも美しく、独特の存在感が感じられます。始めて訪れる場所なのに、どこかノスタルジックな雰囲気に、思わず長居したくなるようなお住まいです。

 外断熱と二重通気を組み合わせた『ソーラーサーキット工法』による快適性や、耐震等級3の強固な耐震性、断熱等級5、C値(隙間相当面積)0.1など優れた住宅性能も備え、快適で温もりのある住まいとなりました。  
 

間取り設計の要となった薪ストーブ。配管経路、煙の排気、煙突掃除の間取りなど綿密に打合せを行った

経年とともに味わい深くなるのが木製家具の魅力。暖色のライトがよく似合う暖かみのあるダイニング

キッチン下の床材は無垢の椹(サワラ)をセレクト。水に強い性質を持ち、汚れもササッと拭けば簡単に落ちる

土間とLDKの段差も、知人宅を参考に靴を脱ぎやすい高さに調整。細部まで妥協しない家作りを叶えた

グリーンのタイルがアクセントのL字キッチン。生活感を残しつつも、どこか見惚れてしまう小物使いが素敵

2階の小屋裏まで繋がる開放的な吹き抜けスペース。家全体をすっぽりと断熱材で覆っていおり寒さを感じない

1階・2階ともに床材には西川材をふんだんに取り入れ、思わず素足で歩きたくなるような質感に仕上げた

木製の風呂板は定期的に新しいものと入れ替えることで、見た目の美しさと檜の香りを維持できているのだとか

木質感を感じられる洗面・ランドリースペース。キッチン同様、水に強い椹を床材に選んだ

屋根から覗く煙突がアクセント。白とグレーの外壁にグリーンの玄関ドアをプラスしてナチュラルな雰囲気に