家づくりマガジン

2022.5.25

本社

Q 「西川材」は、家のどこに使っているのですか?

【ご質問】
地元の木である「西川材」は、家のどこに使っているのですか?
フローリングも全て西川材ですか?

【お答えします!】
たかさごの家では、西川材を「構造材」として使っています。
西川材は完成すると大半が「見えなくなる」のですが、
大切なのは、見えなくなる=住まいが完成すると変えられない部分だ、と
考えているからです。



西川材は天然乾燥 だからこそ生まれる 「香り」と「強さ」

西川の森の檜は、厳しい環境の中で生き延びてきた木。
成長スピードが遅いから、木目が詰まって強い材木が育ちます。


そして、高砂建設が使う西川材は「天然乾燥」されたもの。
「天然乾燥」は文字通り、そのまま天然の力で乾燥させる方法です。
ゆっくりと材にストレスを与えず乾かすことができるのがメリットです。



一方、チップや重油を燃やして乾燥させる「人工乾燥」は
広い敷地を必要とせず、短時間で乾燥させることができるので、
スピード社会に対応できるというメリットがあります。

先日のふれあいバスツアーでは、
人工乾燥の木材と天然乾燥の木材を比べてもらいました。
人口乾燥の木は水分と一緒に油分までが抜けてしまい
匂いや艶がなくなり、手触りの違いもすぐに分かりました。


ヒノキは「木の王様」


ヒノキは強さ持ち、湿気やシロアリにも強いことから「木の王様」とも呼ばれています。
ヒノキに含まれているフィットンチッドやヒノキチオールが
カビの増殖を抑えたり、ダニや白アリの活動を抑制。

世界最古の木造建築である法隆寺、その五重塔は建立から1300年以上を経て、
今もなお建ち続けています。
それを可能にしたのが檜でした。
そして奈良に多く残る歴史的建造物のどれもが、やはり檜で建てられているそうです。

ヒノキの強度を調べると、伐採直後から強度が増し、約200年後にピークを迎えます。
それから徐々に強度は低下しますが、
1300年を経過しても伐採直後の強度を維持するといわれています。



西川材=「檜」と「杉」

では、ご質問にあった「フローリング」について。
実は、答えはシンプルで、
西川材のふるさと「飯能」で採れる木材は「ヒノキ」「スギ」が大半で
選択肢が狭すぎるから。

スギやヒノキは木材の中でも、住宅の柱や梁に向いている木材で、
粘りがあって加工しやすい反面、表面はやや柔らかめ。

一方、フローリング(床材)は、オークやアカシア、ウォールなど
少しダークな色調のものも多く、また傷がつきにくい特徴があります。
逆に柱などには、適していません。

様々な選択肢のものの中から家のコーディネートを考えてご提案するので
ヒノキやスギのフローリングをご提案するときもありますが、
そこに限定することなく、様々な樹種からお選びいただけるようにしています。


自然素材の家は「十人十色」

「自然素材の家」という言葉には、厳密な定義はなく
住宅会社さんによっては、「無垢の床」で「漆喰の壁」を仕様としているところも
あるようですが、高砂建設の考え方は違います。

例えば無垢のフローリングには、傷がつきやすい、
反りなどが生じやすいなどのデメリットもありますし、価格も高くなります。
すべての床材を無垢にするのか、それとも最適な範囲にするのかは
お客様が求めるものによって変わってきます。

アレルギーやハウスシック症候群など、健康上の理由で
自然素材を求めるお客様には、化学物質をできるだけ除いた仕様で、
木の癒やし、雰囲気を楽しみたい方には、その魅力を最大化する方向で。
何を求めていらっしゃるかを伺いながら、たかさごの家はつくられます。

高砂建設の考え方は、目に見える部分・あとから変更できる部分については
お客様の求めるものに応じた仕様に、
目に見えない部分・あとから変更できない部分は「自然素材」を使う、という考えです。

山で伐採した木を、そのまま自然の状態で乾燥し、
貼り合わせることなく無垢で使う「西川材のヒノキ」を構造材に使うことで、
家を長持ちさせ、湿度をコントロールして、
シロアリからの被害を防ぎ、家の中に癒やしの香りで満たす
健康・長持ち・エコな家づくりが実現できる、と考えているからです

<参考家づくりマガジン>
>木の話~【育てる】

ウッドショックだから伝えたい事~【国産材への取組】

<過去の家づくりの疑問アーカイブ>
Q 西川材って何ですか?
Q 子育てしやすい間取りって?
Q 二世帯住宅を成功させるポイントは?
Q 30坪ってどれくらい?
Q ペットも安心な家って?
Q 地震・災害に強い家って?
Q 広い家だと電気代は高くなる?
Q 収納ってどれくらいあったらいいんですか?
Q 仕事部屋って必要ですか?
Q 土地探しのポイントは?
Q 無垢材の魅力って何ですか?